英語ができればアドバンテージ、できなくてもそれなりに (第2回)

人に依存したら、海外投資はできない

ドバイ株式市場の大低迷でドバイの証券会社は半分に減少し、私の証券会社も日本投資家も含む個人向けサービスを打ち切ってしまったのだ。えっ、そんなことアリかよ?! はい、アッチャッたんですよ。海外では、日本では考えれないことも起こり得る。いわゆるカントリーリスクというものも、頭の片隅に入れて置かなくてはならない。その通告はあまりにも一方的で突然だったので憤慨するよりは唖然としたが、それもリスクのひとつなのだと自分を納得させて、私は“英語のチカラ”で、自力で別の証券会社を探し、諸々手間の掛かる手続きの末に、株式を移管することができた。

英語ができない人であったら、そのときに決済するしか道はなかったのだと思う。海外投資をするのに、人に依存してやっていたら、何かあったときに、英語で自分で対処することはできなくなる。英語に不安ができなかったら、海外投資はしないくらいの気持ちでやるべきだ。

人民元の口座開設は、2008年6月だった。人民元口座の開設は、中国の発展を買っていこうという気持ちだった。今でこそFXでも人民元の取引が出来るようになったが、当時は、人民元を保有したいのなら、中国に行くしかなく、それもパスポート一丁で口座開設ができた。パスポートと言うのは、究極の身分証明。従って、パスポートだけで証券口座や銀行口座が開けられる国がいくつかある。

私は、香港に程近い中国 深センのHSBC(香港上海銀行)で1年の定期預金口座を開設した。なぜHSBCかと言うと、行員の人たちが英語が堪能だからである。やはりワールド・コミュニケーション・ランゲージは英語なのだ。

中国経済の足元はあまり良い状況でないように思えるが、自分は人民元投資は長いスパンで考えている。ちょっとした余裕資金で、これからの中国の成長性と一段の人民元の自由化で、ひょっとしたら、予想以上のリターンが待っているかもしれないと、夢を描くことは楽しい。ちなみに、ドバイ株は3分の1になっているが、人民元預金は約18%増加している。

FXにおいても、為替はグローバルだし、少なくとも、最大の情報発信地のアメリカの情報を英語で直接理解できればそれに超したことはない。ただ、いちいち英語で見ていたら、ネイティブ・スピーカーでない限り、時間をかけないで正しく理解することはそう簡単なことではない。

また、英語のニュースも含めていくら多くの情報を収集できたとしても、マーケットが注目している情報を自分で選別できなければだめなのだ。それが自分にとって必要な情報であるかどうかも重要になる。つまり短期でトレードするのか、長期でトレードするのかによって、収集すべき情報は異なってくる。例えば、短期であればあるほど、いかに正確に素早く情報を得るかがポイントになってくる。長期の場合、大きな流れをつかむには、各国の金融政策は、絶対に把握しておかなくてはならない。

第3回に続く)

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