他人に乗っかるか、オリジナリティーを求めるか、シストレツールの選択法(第2回)

構築型ツールがもたらす本当のシストレの醍醐味

ミラートレーダーはプログラミングの変更ができないとか、エントリーやエグジットポイントが不鮮明であるという部分があるが、中でもスプレッドはとても広い。ドル円であれば2-3銭台と通常のスプレッドのなんと10倍程度である。これまでスプレッドを重視してきた投資家が多い日本ではコスト的にちょっとつらい。

どうしてこんなに高いスプレッドなのか。それはFX会社が、ストラテジー・プロバイダー(プログラム作成者)に使用料を支払っているからである。つまり、ストラテジーの使用料がスプレッド分として加算されていると考えてよいと思う。このようなキックバック制度がミラートレーダーの場合はあるということを理解して使用したい。もちろん、こういったコストを補って有り余る利益を創出してくれるEAであれば問題はないのだが。。。

ただあまりにもスプレッドが広いと、レートはヒットしづらくなり、トレードのタイミングを失うこともあるので、こういった部分は注意したい。

だいたいシストレにおいて、最初からいきなりプログラムを組める人はそんなに数多く存在はしないというのが実情だろう。シストレ初心者であれば、ミラートレーダーでシストレのなんたるかを理解して、そこから本格的なシストレツールへと移行するという方法もある。

自分の知らないどこかの誰か作った“ブラックボックス”的なプログラムを使用するなんて嫌だという人やオリジナリティーを求める人にとっては、MT4やVTトレーダーⅡ(以下VTⅡ)、Trading StationⅡ(以下TS)などといった“構築型のシストレツール”が適している。これらのシストレツールにも、自動売買プログラムが搭載されているのでそのまま利用することもできるが、自分でプログラムを作成することができるのだ。ちなみにEAとは言っても、作っている業者がいてそこから購入するのでミラートレーダーとはあまり変らないことになる。

プログラムを一から作ろうとすると面倒だとか技術がないから作成できないという壁に阻まれて、つい簡単な選択型ツールに行ってしまいがちだが、本当のシストレの醍醐味は“自分でプログラムを作成する”ことになるだろう。また、自らシステムを構築したシストレの方が微調整も可能なため、長くトレードすることができるようだ。本当のシストレは、システマティックにルール通りトレードをすることなので、それがより健常化しているのは構築型になる。

第3回に続く)

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