他人に乗っかるか、オリジナリティーを求めるか、シストレツールの選択法(第1回)

シストレはシンプル・イズ・ベストか?

トレードをしている人だったら、必ずや聞いたことのあるシストレ(システムトレード)。あまりにも裁量取引で損失を重ねていると、ふとこのシストレなるものがチラチラと脳裏を掠めるようになってくる。実はそう思うのは自然である。というのは、シストレのプログラム開発者の方のほとんどが、“裁量トレードで勝てなかったので、シストレをするようになった”と言っているからだ。

なぜ特にFXにおいてシストレが注目されるようになってきたのか。その主な理由には、証拠金取引であるということや為替市場が24時間オープンしているということがあげられる。そんな取引に生身の自分の体では立ち向かえないと思った人のために、シストレは存在する。

自分になり代わってトレードしてくれるツール、つまり自分の分身というべきツールであるのならば、そのツール選びには注意を払いたい。一言でシストレと言っても、そのツールには様々なものがある。世界全体のFX取引に占めるシストレの割合は、3分の1という話もある中で、日本は世界一のFX大国と言われてはいても、シストレに関してはかなり出遅れていた。しかし、ここ数年来、世界各国で利用されている人気の海外シストレツールが日本のFX会社で提供されるケースが急増してきた。ミラートレーダーやMT4(メタトレーダー)と言う名称は、誰でも一度やニ度は見聞きしたことがあるはずだ。

最近では特にミラートレーダーを提供する会社が増えてきた。その理由は、投資家にとって簡単にシストレができるからである。ミラートレーダーには数百種類もの自動売買ストラテジーがあり、投資家はストラテジーの検索と選択の2つを行えば容易に取引が始められる。

system-tradeても、ニの足を踏ませているのは、自分でプログラム(システム)を作成しなくてはならないのではないかという不安と心配だが、そういった悩みはミラートレーダーのような“選択型シストレツール”であれば解消はされる。なによりもこの簡単さがミラートレーダーの身上だ。

最初に言っておかなくてはならないが、どんなシストレツールにも短所と長所がある。オール満点などというシストレツールはない。だいたい、スコア化すると、○(メリット)と×(デメリット)に極端な差はない。だいたいは投資における“聖杯”なんてものはないのだから、それはシストレツールに関しても同様である。要は自分のトレードスタイルを考慮してそれに適したツールを選ぶようにし、かつ各ツールの短所を補うべくいくつかのツールを利用するのが最善の方法なのだと思う。

第2回に続く)

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