シストレに興味はあるけれど、やっていない私の理由(第3回)

シストレも万能ではないから面白い

system-trade03システム選びの基準は何にすべきかというと、「自分のスタイルに合ったものを選ぶ」ということ。そうすると、ストレスを感じにくくなる。そして余り収益性のバランスを考え過ぎないこと。データをすべて理解する必要はないのだ。

シストレは、次のトレードでいかに収益を上げるかではなくて、結果の統計値(トレードを数多く重ねた結果の損益の通算値)を最大かつ安定させることで、大きく儲けるよりも、長期的に安定的なリターンを上げることを目的としている。トレードをルール化して実行するのはそのためだ。

また、利益の部分だけを考えるのではなく、シストレでは、最大ドローダウンも絶対に忘れてはならないリスク管理(資金管理)の最も重要な要素だ。パフォーマンスデータの中でも、リスクを示す数値を最大ドローダウンという。取引期間内の最も大きな損失で、そのシステムで、どこまで資金が減りうるかの目安となる。自分が望むリスク許容範囲の中で、安心して運用するためには、最大ドローダウンを事前に把握しておくことはとても重要なことになる。

自動売買がスタートしたら、トレード画面に張り付いている必要はないが、放置しっぱなしというわけにもいかない。毎日1回、決まった時間に定点観測して資金管理を行うことをお勧めしたい。ただ、いったん設定したら、あまり頻繁に見てしまっても、ハラハラドキドキするだけ。それで運用をストップさせてしまってはシストレの意味をなさなくなる。

シストレといっても万能ではない。だいたい、トレードに完璧な手法などはない。いくらシステムは機械的であっても、結局それを選ぶのも止めるのも人間である自分が意志決定することになる。いくらシストレであっても、裁量部分が入るのは致し方ないこと。だからこそ、トレードは面白いのかもしれない。

いまだ、時折自動売買のデモトレードをしているが、デモであっても自動売買から多くのことが学べたのは事実だ。その究極の学びは、自分の決めたルールに従ってトレードするということを再確認できたこと。自分が裁量トレードで大きな損失を出す(?)までは、私の中では、シストレは一番のペンディング案件なのである。

(全編終了)

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