投資は自分と他人を映す鏡(第1回)

投資は信念

こういう仕事をしていると、周囲の友人などから投資の相談をされる。最近それが増えてきているのは、アベノミクス効果なのだろうか? 確かに私自身FXに関する活動をしており、自分自身もいろいろと投資をしているが、失敗も数多いので人様にアドバイスするような立場ではないし、すべての投資商品を熟知しているわけでもなし、ましてや人のお金のことはまったく責任が持てないというか持ちたくもないので、FXや株の個人的なフィーリングだったら参考までに話せても、(なんだか)複雑な仕組みの投資に関しては、わからないので、どうコメントもしようがない。

実際その投資商品の内容によってはまるっきり理解できないものがあり、逆にこんな投資があるのか!と驚いてしまうことが場合がよくあるが、共通して言えるのは、それらは往々にしておいしそうな話であり、海外のものが多い。高利回りとか、リターンが○○%以上とか、少額から投資可能とか、資産分散に効果的とか、だいたいお決まりの勧誘文句、つまり投資家の儲けマインドをくすぐるような美辞麗句およびカタカナ英語がパンフレットなどに並んでいる。

そんなフレーズが飾り立てられていることこそ自体怪しいと思うべきなのである。しかも、このカタカナ英語は、ハイレベルに見せようとしているのか、いやそれ以上に、わからないのにわかるフリをしてしまう日本人の弱点をついているような気がする。少なくとも、投資においては、カタカナ英語に気をつけるべし!

まあ、そんなに怪しいものばかりでなく、中には、もちろんまっとうな投資もあるとは思うが、例えば、海外の不動産物件なんて、その国の不動産市況が本当にどうなっているかなんて日本人の私たちにはほとんどわからないに等しいのではないだろうか。

あまり他人の投資のお役には立てない私であるが、ひとつだけアドバイスできるのは、「よくわからないものはやらない」そして「自分でフォローできないものはやらない」ということ。よくわからなければ、実際に現地に飛んで、自分の目で見、直に説明を聞くこと必要になると思うし、他人に頼らず、自分で交渉する英語力は絶対に必要になる。

だいたい私にこういった相談をしてくる人は、知人に紹介された人から面白い投資商品があるともちかけられたというケースが多い。そしてその人は、その知人も購入するから自分もしようかと思うんだけど、どう思うと訊いてくる。こういう場合は、私は“止めなさい”と言う。

私は、投資では他の人がやるから自分もやるというのが、一番良くないと思っている。基本的に、人の意見に迎合するなんて投資道の風上にもおけないが、もしそれで損した場合、絶対に人の責任にしませんか?と私はその人に問うてみる。損したら、その人を恨むってことはないのかと。そうすると、皆口を揃えて、「投資は自己責任」とどこかで聞いたようなセリフを口走るのだ。そこまで、納得しているんだったらやれば!と私が言うとそこでまたうろたえる。信念のない投資なんて儲かるわけないと私は思ってしまうのだが。

第2回に続く)

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