メタクオーツ社 metatrader.comのドメイン名 訴訟で失う

 【フォレックス・マグネイト日本版より配信】

 メタクオーツ社(以下、メタクオーツ)は、メタトレーダー名の一連のプラットフォームを提供しているソフトウェア会社である。最も人気の高いものは、引き続きMT4で、直近のものはMT5だ。

 しかしながら、メタクオーツは、metatrader.comドメインとプラットフォーム名の商標登録に遅れ、誰かがこの儲かるドメイン名を先駆けて手に入れてしまっていた。メタクオーツは、世界知的所有権機関(以下、WIPO: World Intellectual Property Organization)に2012年7月20日に提訴したが、訴えは2012年10月5日に却下された。

 WIPOの仲裁調停センターはこの詳細を明らかにしていない。

 調停委員会は、メタクオーツの訴えをすべて退けただけでなく、正規の所有者からそのドメインを手に入れようとしたと結論付けた。判断は、「この状況下で、原告(メタクオーツ)の訴えは、争点となっているドメインを正規の所有者からあからさまに取得しようとした」というものだった。加えて、委員会は、原告が、告訴前の被告とのやりとりについて開示しなかったことは、その存在を否定しないし、善意の行使を妨げるものだったと述べた。委員会は、原告が本件の告訴を行った時点で、すでに本件に勝訴できる合理的な理由がないとわかっていながら、被告に不当な問題を提起し、弁護のための費用を費やさせたということを認識すべきだとした。

 これらの状況をすべて考慮し、被告がこの結末を望んでいなかったという事実にも関わらず、委員会は、原告が不誠実に訴訟乱用を行ったと言い切った。

 委員会は、商標権は2005年にロシアで登録されたが、ドメイン名は被告によって2003年にすでに所有されており、メタクオーツが本件の訴訟を行うまでに9年が経過していたと言い渡した。いずれにしても、商標とパテントの登録が確実に行われているかチェックすることが重要だ。
フォレックス・マグネイト日本版

Advertisement