信頼できるFX会社と巡り合うために:NDDと逆転スプレッドの実像に迫る(第1回)

収益形式を転換する業者が増加 (マリーやディーリング方式からNDD方式へ)

 近年、世界的にNDD方式を採用するOTC-FX会社が増加しており、国内では現在6社程が採用している。
NDDとは、No Dealing Desk(ノー・ディーリング・デスク)の略称で、ディーリングを介さずに投資家からの注文を直接カバー先やインターバンク市場に発注し執行させる方式(インターバンク直結方式)で、近年よく目にするFX用語である。

NDD

 OTC-FXは基本的に、投資家とFX会社の相対取引となる。その為、「対象となる注文が、どこで、どのように執行されているのか?」「FX会社がどのように利益を出しているか?」ということについては、あまり知られていない。

 投資家が出来る事と言えば、自分なりに情報を収集し、自分のトレードに適した信頼できるFX会社を選択するようにすることだが、“取引の透明性”が一つの大きなポイントになるのではないだろうか。特にスプレッド競争が激化している中、本当に信頼できるFX会社を選ぶ上で、“取引の透明性”はスプレッドを比較する以上に重要となってきている。

 NDD方式の最大のメリットは、この“取引の透明性”にある。NDD方式は「FX会社が投資家とフェアでありたい。そして、信頼を得たい」という意識の表れではないかと思う。NDD方式では、FX会社の主な収益源は、カバー先と投資家への提示スプレッドのスプレッド差だけである。つまり、投資家の継続取引が無ければ収益は減少してしまうので、投資家には利益を出し、継続してもらいたいというビジネスモデルである。投資家の損失がFX会社の利益に繋がるようなマリーを主体とした従来のビジネスモデルとは正反対である。(詳細は、次回の「FX会社収益型モデルの比較」を参照)

顧客が不利にならないような取引環境とは

 昨年からNDD方式でプラグインを提供し、注目を浴びている、日産センチュリー証券の商品企画部部長である宮入義勝氏に、話を伺った。
「当社がNDD方式を採用している大きな理由は、お客様への透明性を重視しているからです。NDD方式であれば、相対取引に付き物の“お客様とFX会社の間に起きる利益相反とも疑われそうな収益構造”は存在しません。また、収益構造もシンプル且つ明確でブレがありません。いくら相対取引であっても、お客様にしわ寄せがあってならないと当社は考えています。ですから、カバー先(カウンターパーティ)が提示するレートを忠実にお客様にご提供しています。もちろん当社も利益を上げなければいけませんので、レートには僅かですが上乗せ(スプレッドに含まれる)していますが・・・ん~、本当に僅かですね(笑)このような形で取引環境を提供できる理由には、当社が他のFX専業会社とは異なり、対面部門・他のネット取扱商品において収益を確保できるためです。お客様にとって最善の取引環境をご提供する!その究極の形がNDD方式だと信じております。」

第2回に続く)

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