取引高世界No.1  GMOクリック証券、“スプレッド戦国時代” の勝ち兵法 (第3回)

一番安くて一番良いものを提供する

取引高では世界一の座に登りつめた。今度は、追われる立場となる。そのことについてどう思っているのか高島社長に尋ねると、他社から意識されているようだが、自分たちは他社のことはまったく気にしない、そんな暇があったら、お客様にいかにより良いサービスを提供できるか努力する方が重要だと、答えが返って来た。お客様の側を常に向いていて、“一番安くて、一番良いものを出す”この原理を今後も継続していくだけのことなのだ。

最後に高島社長から、個人投資家の方々へのメッセージをいただいた。「当社は、お客様にとってコストが目に見えやすい、コストパフォーマンスの高い会社であり、システムも一番使いやすいので、一度ご利用いただければ、ファンになっていただけると思っています。私どもは、FX取引高では世界一ですが、ネット証券としてはまだ世界一ではありません。我々が取引の中からいただいているものは少ないんです。ぜひ、もっと多くの投資家の方に、GMOクリック証券を、ご利用いただいて、ネット証券でも世界一を目指したいと思います」

FXのみならず、現在、ネット証券としても、株式の売買高で国内3位になっている。同社の株式手数料もかなり狭い。FXほど業界の競争が激しくはないので、株式の方も、そう遠くないうちに一番になると予想している。ただ、今後、株式を取引する人は少なくなってくることも予想されるので、仮に一番になったとしてもその状況は長くは続かないだろうと冷静に見ている。

現在の、同社の収入の割合は、FXが7割、株式が3割を占めている。FXは、2012年末から、口座数が急増し、取引高も大幅に上昇、シェアの拡大は順調に進んでいる。FXの取引高世界No.1の座は、同社が“一番安くて、一番良いものを出す”ポリシーを守り続ける限り磐石であろうし、これからは、2012年からスタートした香港やロンドンでのFXビジネスによって、グローバルな進展も期待される。取引高世界No.1は、GMOクリック証券にとってまだ単なる通過点でしかないのだろう。

(全編終了)

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