Eurex証券取引所、FX先物の取り扱いを開始

フォレックス・マグネイト日本版より配信】

 デリバティブ取引において世界最大規模の金融取引所である Eurex証券取引所は(以下、Eurex)、10月7日に開始する新製品の発表を行った。同取引所は今後、主要通貨ペアから新しい通貨ペアまで幅広い先物およびオプション取引を対象にサービスを行う。

 新たな通貨関連商品を採用したシンガポール証券取引所(SGX)などを先例に、Eurexが競合相手の後に続く形となった。Eurexが新たに取り扱う通貨ペアは、EUR/USD、EUR/GBP、EUR/CHF、GBP/USD、GBP/CHF、USD/CHFである。また、ロシアの主要取引所との連携により、EurexはEUR /RUB、USD/ RUBの通貨ペアの取り扱いを開始するという。

 Eurexの理事会メンバーであるPeter Reitz氏は、「今回の決定により、当所は金融市場の透明性と安全性へさらに寄与します。現在、大部分のFXデリバティブ取引は取引所外扱いとされています。FX市場はこれまで大部分が二者間取引でしたが、Eurexに上場して取引所取引となった場合、クリアリング面など、さまざまなメリットを享受することができます」と話した。さらに同氏は、「我々は市場の実勢に合わせたサービスと、規制要件を満たした安全な市場への効率的かつ効果的なアクセス環境の提供を目指します」と述べた。

 EurexはFX取引の現物決済と、CLS(Continuous Linked Settlement)社の国際通貨決済システムを仲介とした受け渡しを実現する予定だ。

 2008年に端を発した世界経済の低迷以後、金融系シンクタンクや規制当局はOTC商品取引の透明化を推進してきた。SEF(スワップ執行ファシリティ)の導入により、取引はより一層取引所ベースで行われるようになると見込まれる。また、Eurexが通貨先物導入を決定した背景には、流動性の高い金融商品に対する需要の増加がある。

Source BIS

ソース元:BIS

フォレックス・マグネイト日本版

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