米FXブローカー、リテール資産が前月比1.4%減と夏枯れの様相

フォレックス・マグネイト日本版より配信】

 米国のFCM(先物取引業者)やRFED(リテールFXディーラー)といった金融サービス業者が、CFTC(米商品先物取引委員会)に6月の財務報告を行った。最新の数字により、世界一の経済圏で顧客資産が減少しているという期待はずれの見方が強まった。全体的に、金融サービス業者の発表では顧客保有資産の総額が減少し、6月は6億3,554万ドルと、5月の6億4,459万ドルを1.4%下回る結果となった。

 発表を行った12社のうち6社が顧客資産の減少を報告しているが、なかでもInteractive Brokers社が13%減、Knight Capital Americas社が7.4%減と、特に減少が顕著だった。反対にIBFX(マネックス)社とFXCM社の両社においては、顧客資産がおよそ200万ドル増加した。

 前月とは打って変わって、米国市場へのブローカーの新規参入や撤退といった動きはなかった。しかしながら、ドッド・フランク法が施行されたことで、米国市場は急速に魅力を失い、取引を終了するブローカーも出てくると予想される。一方で、最近の市場トレンドは、日本のブローカーによるグローバルな展開だ。今のところ、日本のブローカーは開設場所としてオーストラリアや英国を好んでいる。しかし、大手企業にとって自己資本要件は問題ではないため、米国は、特にラテンアメリカ地域におけるシェア獲得を狙う企業にとって目指すところとなりうる。

 顧客資産の減少は、業界全体の懸案事項だが、6月の取引高は好調だった。この結果が示すのは、トレーダーの動きが、より高いレバレッジと取引頻度の増加に対応したものになりうるということだ。市場のボラティリティは取引高の増加を支える立役者であって、短期トレーダーは、最近の乱高下する投資環境を巧みに利用しているのかもしれない。

fcm data june

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