7月のFX業界総括:ニュースは夏枯れせず、7月取引高への期待
【フォレックス・マグネイト日本版より配信】
8月に入り、私達は、今後数日間に発表される7月の取引高が、どのように暑さや夏季休暇の影響を受けているか知らされることになるが、7月の業界の動きに関しては、新製品の発表などが安定的に行われ、まだ夏枯れ相場の様相は呈していない。ウルトラC級の驚くニュースはなかったにしても、英Plus500社が7,500万ドルの過去最高の取引高を計上し、米トレーダーの35%が収益をあげるなど、引き続き大きなニュースが相次いだ。
7月の主なニュース
取引高と収益は好調:
まだ7月の取引高がどのようになるかはわからないが、6月は、多くのブローカーが新記録を打ち立てており、GMOクリック証券とDMM.comn証券の2社が初の1兆ドル企業となった。また他にも、FXall社、FXCM社、モスクワ取引所が過去最高の取引高を記録した。また、7月に第2四半期決算を発表した企業の中で、Tradition社を除き、全体的に2013年は取引高の回復で業績は好調だった。中でも、IGグループ、SwissQuote社、およびトムソン・ロイター社の収益の回復が顕著だった。
ASICの需要:
6月は事業拡大のためのロンドン子会社開設が多かったが、7月はオーストラリアの月だった。中でも、日系ブローカーの進出が目立ち、インヴァスト証券は、7月からオーストラリアで営業を開始し、DMM.comグループはDMM FXを通じてASIC(オーストラリア証券投資委員会)のライセンスを取得、近々営業を開始する予定だ。またAdvance Market社は、NFA(全米先物協会)の新ルールに直面して、米ライセンスを返上、ASICのライセンスを取得した。
日本とバイナリーオプション:
7月、フォレックス・マグネイトは「東京サミット」を開催した。このユニークなイベントでは、近々施行が予定されるバイナリーオプション規制に対し、日本の金融当局が定めるガイドラインの範囲内で新たな日本のオプション製品を開発した複数のバイナリーオプション・プロバイダーが実演を行った。これらの製品にはプラットフォームの変更、またアルゴリズム取引やソーシャル機能などの新機能が追加されている。
今年第2四半期に発表された新製品等は以下の通り:
- フォレックス・マグネイト、姉妹サイト“Payment Magnate”を提供
- eToro社、OpenBookソーシャルネットワーク上に株取引を追加
- City Index社、MT4プラットフォームの提供
- MyInvest社、新マルチブローカーソーシャルトレーディング・ネットワークプラットフォームのライブ版を提供
- Myfxbook社、cTrader社のプラットフォームを統合