【国内動向】速報:DMM.com、オーストラリアに展開:日系ブローカーの拡大続く
【フォレックス・マグネイト日本版より配信】
海外のビジネス進出としてオーストラリアを選択した日系ブローカーはインヴァスト証券のみではない。取引高世界第2位のリテールブローカー、DMM.comが、オーストラリア証券投資委員会(ASIC)のライセンスを取得し、間もなくオーストラリア拠点の『DMM FX』が営業を開始する。このDMM FXでは、FX、CFD、バイナリーオプションを提供。さらには、日本でも提供している独自プラットフォームに加えメタトレーダー4も提供する予定だ。DMM FXのマーケティングパートナーであるAgency Mによる発表によると、同ブローカーは来月、オーストラリアでサービスを展開し始める意向である。
今回のローンチは、海外進出という日系ブローカーの最近のトレンドに沿っている。狭いスプレッドや高い取引高で知られている日本のリテールブローカーは、現在世界全体のリテール取引高の約50%を占めている。しかし、日本で成功を収めているにも関わらず、海外進出に対してはIBFX社とTradestation社を買収したマネックスグループや、FCAライセンスを取得したUK支店を設立したヒロセ通商を除き、日系ブローカーは消極的であった。前述した様に、今年、インヴァスト証券はオーストラリアに拠点を開設し、取引高世界第1位のGMOクリック証券は、ロンドンに拠点を構える方向にある。
DMM.comグループから、DMM FXオーストラリアについての情報を入手出来次第、フォレックス・マグネイトは情報をアップデートする予定である。
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