NFAがスリッページと価格再提示に関する規則を最終決定

フォレックス・マグネイト日本版より配信】

このところ特にNFAが2011年にFXCM社、2010年にゲインキャピタル社に罰金を課した後、これは必要要件として認識されていたが、 今回この規則が公式に制定された。
現在NFAは、不適切なスリッページ実行がないか大半のFX業者を監査し多忙を極めている。

この規則は非常に分かりやすく、NFAにとってはめずらしく公平なものである。
もし業者にとって優位なスリッページを許容した場合、同様に顧客に優位なスリッページも許容しなければならない。
この規則は全てのFXブローカーによく知られている方法、つまり、価格が顧客に不利な方向に動いた場合、顧客の注文を不利な価格で実行し(顧客が発注した時間とディーラー/プラグインが受け付けた時間の間で)、逆に価格が顧客の優位な方向に動いた場合は、優位な価格で実行するのではなく顧客の注文通りの価格で実行するという方法を排除する。

スリッページと価格の再提示に関するNFA Compliance Rule 2-36の解釈上の説明(NFA Interpretive Notice)の効力発生日

CFTCは最近、NFA Compliance Rule 2-36: Requirements for Forex Transactions(NFAコンプライアンス規則:FX取引要件)と題された解釈上の説明を承認した。
NFA Compliance Rule 2-36は、顧客のFX取引の処理や顧客を最優先にした誠実かつ公平な業務遂行に関してFDM会員に数多くの要件を課すものである。
NFAのBusiness Conduct Committee(企業倫理監督委員会)は、顧客が注文を入れてから注文がFDM会員のトレーディングシステムに到着するまでに生じる価格変動を利用・操作したとして多くのFDM会員を本規則違反で懲戒処分を行ってきた。
この解釈上の説明はFDM会員に、NFA Compliance Rule 2-36に違反せずに、これらの状況に対応する方法について指示している。
本内容は2012年3月26日に施行される。

解釈上の説明では、FDM会員に使用されてきた不均整なスリッページ設定の事例を挙げている。
この事例は、顧客に損失を与えFDM会員が利益を得るスリッページを顧客に提示・許容させる価格操作が出来る設定となっている為、明らかにNFA Compliance Rule 2-36違反である。
また、FDM会員に利益をもたらしFX顧客に損失を与える不均整なスリッページ設定もしくは価格の再提示行為は全てNFA Compliance Rule 2-36違反にあたる事を明確化にしている。
価格変動時、NFA Compliance Rule 2-36を違反しない様、FDM会員は下記内容に準拠しなければならない。:

FDM会員はマーケットの変動方向に関係なくスリッページ設定を一様に適用しなければならない。;

マーケットが逆方向に変動しFDM会員が価格の再提示を行う場合は、マーケットが有利な方向に動いた時に再提示を行わなければならない。;

FDM会員は顧客が取引を始める前に解釈上の説明内で記述されている情報を含むこのポリシーについて書面にて全面開示し、FDM会員の価格変動時の対処方法について顧客に承知してもらわなければならない。
既存顧客に対しては、FDM会員は解釈上の説明の効力発生日前までに書面で開示しなければならない。

またFDM会員はスリッページパラメーターや再提示の適用における情報を含む価格変動の取り扱い方を記載した書面を保持しなければならない。
そして、FDM会員はそのトレーディングシステムのメカニズムについて説明するいかなる広告素材においても、スリッページや再提示に関して不適切な表示や誤解を招くような内容を含めてはならない。

2012年3月26日にこの解釈上の説明が施行されるが、FDM下会員はこの説明の中に記述された事例は既にCompliance Rule 2-36に違反しているという事を認識しなければならない。

フォレックス・マグネイト日本版

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