規制改革でロンドンがバイナリーオプションの取引ハブとなるか

フォレックス・マグネイト日本版より配信】

 英国は、金融アセットクラスでありギャンブル商品でもあるバイナリーオプションの提供業者に道を開くかもしれない。フォレックス・マグネイトは、イギリス政府が同国をバイナリーオプション取引商品の新たなホームにする計画をしている可能性について報じた。バイナリーオプションを金融商品として定める法律の変更は英国の金融市場全体を活性化し、その結果英規制当局の元に多くの業者がやってくるだろう。

 英FCAは現在、英国行政機関である文化・メディア・スポーツ省(DCMS)から賭博委員会に送られたバイナリーオプション商品の規制代替案を議論する文書についてのニュースを受け、バイナリーオプションの規制上のステータスが変更される可能性があると見ている。

FCA FCAは、正式な回答文書を出していないが、FCAはバイナリーオプションは金融商品ではないという見解を固守している。現在バイナリーオプション取引を提供しているUK国内業者は、賭博委員会の規制を受けている。

英国の将来

 世界の金融センターとしてのロンドンの地位は広く認識されており、前回のBIS調査によると40%をマークする最大のFX取引高を誇っている。新規制の可能性により、ブローカーが英国に支店を設置する為に集まり、同国政府にとって新たな収益源を切り開く事となるだろう。

 Trading Compliance社ディレクターのKevin Taylor氏はバイナリーオプションの規制変更における彼の見解について「バイナリーオプションのFCA規制について英国が検討している事は嬉しい事です。私達はバイナリーオプションがスプレッドベッティングやCFDと同じように金融商品として扱われるべきだと思ってきました。規制変更で、イギリスがバイナリー提供を望む企業に管轄地域として選ばれ続ける事を確実にするでしょう。」と述べた。

 米国が2010年のドッド・フランク法でOTCデリバティブ規制(レバレッジ規制)を施行してから、英国はその柔軟な取引条件により海外FXプロバイダーの避難地区となっていた。FXCM社、CMS FX社、ゲイン・キャピタル社等の米国の大手プレイヤー達は英国の規制下でオフィスを構えた。また、英国の強固な規制構造とインフラは日本、インドネシア、インド、キプロスの多くのブローカーを魅了し英国認可の企業設立に至らせた。

 英国のESMA Compliance Consultants社CEO兼シニアコンプライアンスコンサルタントのMazhar Manzoor氏はバイナリーオプション規制についてフォレックス・マグネイトに「FCAのバイナリー規制計画は前向きな一歩だと思います。人気を増すこの取引商品の規制のグレーエリアや潜在的な抜け穴に対処する事で、英国で既にバイナリーを提供しているもしくは商品追加を検討している多くのFX業者のシステム要件や管理体制に影響を与えるでしょう。」とコメントした。

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