トレーダーに復活のチャンスを、Spotware Systems社、cTraderに新メソッドのロスカット機能追加
【フォレックス・マグネイト日本版より配信】
リテールブローカーのサポートスタッフにとって、もっとも手のかかる顧客の質問の一つは、ロスカットについてである。顧客にとって資金を失う事は常にストレスであり、証拠金残高が必要最低証拠金額を下回った時に自動的にポジションが決済されていくのを見るのは苦痛である。
また、ブローカーのシステムが、最も利益のない取引を優先にする等の特定種類のポジションだけを決済するようにプログラミングされている場合も困惑を招く。
ブローカーにとって、これはポジションの持ち直しを終了させてしまったり他のポジションのヘッジをしていたポジションを決済した事について、顧客の怒りを招く原因になりうる。
Spotware Systems社は、cTraderでポジションの自動決済に関する簡易化されたソリューションの提供をする『Fair Stop Out』という機能を発表した。この新機能は、ポジションの利益率に基づくというよりも、証拠金使用状況順にロスカットしていく仕組みである。つまり、最も大きい証拠金を使用している取引が最初に決済される。Spotware社によると、この仕組みはポジションの損益に基づかず、利用可能な証拠金を確保する事に焦点を当てている為、既存ポジションのライフスパンを延ばす事が出来るという。
同社プロダクトマネージャーのAlexander Strelnikov氏はこの新機能について「cTraderの新しいロスカットメソッドは、トレーダーの証拠金を守り、残高の存続性を延ばします。証拠金使用率順にポジションを決済するので、トレーダーは残った取引を保護出来る可能性が高まります。ロスカットはトレーダーにとって嬉しいものではありませんが、最低限当社が出来る事は、復活のチャンスを最大限にする事です。」とコメントした。
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