香港金融管理局 デモの混乱に緊急対応、香港ドルは安定、銀行間の流動性は十分と表明

フォレックス・マグネイト日本版より配信】

 香港金融管理局(HKMA)、中国特別特別行政区の事実上の中央銀行は、29日香港の緊迫した状況に対処するため、緊急措置を発表した。

 香港では先週末、行政長官の民主的な選挙制度を要求する大規模デモが行われ、機動隊と衝突する事態に発展した。デモ隊は10月1日の国慶節から銀行や証券取引所が集まるセントラルで座り込みを始める計画だったが、29日香港の金融街を座り込みで占拠する抗議活動の開始を宣言した。

 HKMAは昨日「銀行システムの中核は正常に機能している」との声明を出した。デモ隊は香港政府のトップを選ぶ行政長官選挙で民主派からの立候補を事実上排除するとした中国の決定の撤回を求める。香港の警察当局は道路を占拠した市民や学生らに催涙弾を発射し、解散するよう迫った。

 HKMAは、29日現地時間午前7時各銀行の報告を受け、29の支店・事務所、17行の銀行現金自動預払機(ATM)が影響を受け、一時的に閉鎖されたことを明らかにした。そして3時間後のまとめでは、計20行の36支店・事務所・現金自動預払機(ATM)が一時的に営業を見合わせている。

 市場を安心させようとするHKMAは香港ドルは安定しており、銀行間の流動性は十分だと表明した。HKMAによると、29日現地時間10時半時点の香港ドル、人民元、ドル、ユーロの取引高は1450億香港ドルで、通常通りの水準だった。

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