オーストラリア最大規模のインサイダー取引で、被告2人が容疑を認める

フォレックス・マグネイト日本版より配信】

Lukas Kamay

Lukas Kamay

 Lukas Kamay被告(26歳)とChristopher Hill被告(24歳)は、インサイダー取引に関する複数の容疑について罪を認めた。これはオーストラリア国内で非常に多くの注目を集めている事件である。

 Hill被告は、オーストラリア連邦の政府機関で同国の経済に関する各分野の情報の収集、発表を行うオーストラリア統計局( Australian Bureau of Statistics, ABS)で任務の一部として、持ち出しを禁止された雇用者数、取引、リテールデータを取得する特別なポジションについていた。彼は2013年8月から2014年5月の間、Kamay被告とこの情報を共有し、2人はAUD/USDの変動を推測し通貨市場で時宜を得た取引を行った。取引は疑惑を避ける事を意図して、モバイル携帯から行われた。この不正取引により2人は700万ドル以上の利益を得た。

Christopher Hill

Christopher Hill

 火曜日に行われたメルボルン治安判事裁判所でのブリーフセッションでは、2人は終始弱気な様子であった。本件はオーストラリアでは珍しいインサイダー取引の訴訟であった為、同国のメディアや市民の関心が高く法廷は満席であった。

 被告らは別々の弁護団に代弁され、両者共に全ての容疑について罪を認めたがKamay被告は犯罪の実行を取り仕切った容疑については無罪を主張した。

 Hill被告とKamay被告は10月1日にメルボルンの最高裁に出頭する予定で、数年間の服役を命じられる可能性がある。Hill被告の弁護団は、Hill被告がKamay被告の取引行為の規模について把握しておらず、Kamay被告と同等の責任が問われるべきではないと主張した。

フォレックス・マグネイト日本版

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