モルガンスタンレー社、本人確認を怠りCFTCから28万ドルの制裁金に合意

フォレックス・マグネイト日本版より配信】

cftc-1 米商品先物取引委員会(CFTC)は、モルガン・スタンレー・スミス・バーニー社が監査・記録を怠った事に対して提訴と罰金命令を同時に行った事を発表した。

 当局は同社に対して、民事制裁金28万ドルの支払いと、SureInvestment社の名の下にある複数の口座から徴収した手数料を返還するよう求めた。

 SureInvestment社は、英国バージン諸島でヘッジファンドを運営しているとされ、英国バージン諸島はモルガンスタンレー社の内部コンプライアンス手続きでは『ハイリスク地区』として見做されていた。CFTCによると、モルガンスタンレー社が本件について綿密な調査を怠り、追加的デューデリジェンスと本人確認手続きを実施していなかったという。

 CFTCの声明によると、モルガンスタンレー社は社内における本人確認手続きを通常通り行っていれば警告を発していたはずだと述べた。SureInvestment社の審査には、誤字や様々な疑わしい不正行為が見つけられた。これがUKでのポンジースキームの実行を許可してしまった。

 SureInvestment社のオーナーであるBenjamin Wilson氏は、UKで進行されていた3,500万ドル規模のポンジースキームを拡大させる為にこれらの口座を利用した。同氏は英国当局であるFCAによって提訴された罪状を認めた後、懲役7年の有罪判決を受けた。

 さらに、CFTCによると、モルガンスタンレー社はSureInvestment社が保有する口座について取引制限の実行を怠ったともされている。その結果、初期維持証拠金が適応可能な信用取引の範囲をはるかに超えていた。また、同社はCFTCがSureInvestment社の記録の提示を求めると、タイムリーかつ正確な対応をせず、SureInvestment社口座の信用取引制限について十分な記録を維持していなかった。

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