インターコンチネンタル取引所、オランダのクリアリングハウスの過半数株式を取得

フォレックス・マグネイト日本版より配信】

ICE 世界屈指のクリアリングサービスプロバイダーであるインターコンチネンタル取引所(ICE)は、オランダクリアリングハウス(HCH)の株式の過半数を取得した事を発表した。アムステルダムを拠点とするHCH社は、デリバティブのクリアリングハウスで、TOMマルチラテラル取引ファシリティ(MTF)の主要クリアリングハウスである。

 TOM MTF社は、株式、デリバティブ、ETFの取引をブローカー、マーケットメーカーに提供し、最も流動性のある株における高速取引へのアクセスも提供している。

 HCH社は、オランダの金融市場局(NAFM)とオランダ中央銀行の規制を受けており、ICEがヨーロッパのクリアリングサービス界でその地位を拡大する後押しをしている。

 ドイツの銀行であるABNアムロ・クリアリング社は、HCH社の少数株主持分を維持する事となる。

 この取引はまだデュー・ディリジェンスとオランダ当局の承認待ちの過程にあり、ICEは2014年第4四半期には完了すると見込んでいる。

 ICEグループは、現在5つのクリアリングハウスを運営しており、この数ヵ月内に設立されるICE Clear Singaporeの準備をしている。同グループの欧州でのプレゼンスはロンドンのICE Clear Europeにより既に確立されているが、HCH社はICEグループが行うヨーロッパ大陸における初の買収であった。

 ICE Clear EuropeのPaul Swann社長は会社声明の中で「ABNアムロ・クリアリング銀行をはじめ、TOM、HCHと共に当社の欧州クリアリングビジネスのさらなる発展に取り組んでいける事を嬉しく思います。」とコメントした。

 HCH社CEOであるJoost Beckers氏は「当社はICEを新しい株主として迎えられる事をうれしく思います。また、ICEと共にTOMと当社のクリアリング参加者に優位なサービスを提供し続けます。ICEのサポートはHCHをさらに強化し、強固かつ効率的なサービスを通して、HCHはより良い体制で成長に向かう事が出来ます。」と述べた。

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