ゲイン・キャピタル社、7月リテール取引高増加、多様化ビジネスで乗り切る
【フォレックス・マグネイト日本版より配信】
大手マルチアセットブローカーディーラーのゲイン・キャピタル社は、7月の取引実績を発表した。日次平均取引高はリテール部門が前年比29.3%増加の80億ドルで、法人部門は前年比12.2%増加し、厳しい取引環境にも関わらず同社はサービスの多様化で様々な課題を乗り越えた。
リテール部門
- OTC取引高は1,832億ドル、前月比10.3%増加、前年同月比29.3%増加
- 日次平均OTC取引高は80億ドル、前月比0.7%増加、前年同月比29.3%増加
- 稼働口座数(過去12か月間で取引があった口座)は93,374口座で、前月比0.9%減少、前年同月比44.1%増加
- 先物取引数は601,406枚、前月比16%増加、前年同月比38.6%増加
- 日次平均先物取引数は26,148、前月比5.9%増加、前年同月比38.6%増加
- 残高保有口座は131,040口座、前月比0.2%増加、前年同月比37.9%増加
法人部門
- 取引高は3,949億ドル、前月比17.7%減少、前年同月比12.2%増加
- 日次平均取引高は172億ドル、前月比24.9%減少、前年同月比12.2%増加
- ECN GTXの取引高は3,628億ドル、前月比18.7%減少、前年同月比3.1%増加
- GTXの日次平均取引高は158億ドル、前月比25.7%減少、前年同月比3.1%増加
グローバル企業であるゲイン・キャピタル社は、世界各国でその地域の規制を受けた事業体を通じて海外顧客のニーズを満たしている。最近の投資家向けプレゼンテーションでは、同社は「ビジネスを地理的に多様化し、多言語対応のサービスは中東とアジア太平洋地域の高成長市場をターゲットとしています。」と述べた。
ゲイン・キャピタル社の四半期収益報告書によると、同社はビジネス全体で上昇傾向にあり、同社も競合のFXCM社と同様に数多くのハイレベルなM&Aを実施してきた。
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