スキャンダルをめぐり、メディアからの批判攻撃に豪当局ASICが反撃

フォレックス・マグネイト日本版より配信】

asic-logo この数週間、オーストラリア証券投資委員会(ASIC)は、あるスキャンダルに対する同委員会の対応に多くの批判を受けこの処理に追われていた。ASICのコミッショナーであるGreg Tanzer氏は、オーストラリアメディアの批評内容に応える決断へと至った。

 オーストラリアではこのスキャンダルは『CBAスキャンダル』と呼ばれていて、オーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)のファイナンシャルプランナーのグループの行為にまつわる問題で、同グループが顧客の承認なしでリスキーな投資に顧客資金を投入し、その結果数百万ドルの損失を出した事で罪が問われている。ASICは、本件が発見される前に内部通達者から申し出があったにも関わらず調査が遅れた事、CBAとこの加害者に対して非常に生ぬるい制裁しか実施しなかった事に対して責任を問われている。

 先週、Australian Canberra Timesは本件について、ASICによる制裁は非常に軽く、ほぼ存在しないようなものである事から、ASICには調査や追訴に対する無能さは、企業の利害に関わり過ぎない様にという潜在的な意識があったと主張していた。

 Tanzer氏は、ASICを弁護する内容を公けに主張した。彼は、同メディアの批判内容に対して『事実無根』だと非難し、これまでの実績統計を元にこう述べた。「過去3年間で、ASICは550以上の調査を行ってきました。金融助言業から130人以上、企業経営から220人以上のディレクターを取り締まってきました。また、70以上の民事事件、80以上の刑事事件を解決し、コンプライアンス違反や危険な行為に対処する50以上の実施可能な任務を引き受けました。そして70以上のオーストラリア金融サービスライセンスとオーストラリアクレジットライセンスを免停もしくは変更し、投資家への300百万ドル以上の賠償金を得ました。」

 このスキャンダルは、FXやCFDブローカーは関与していないが、今後ASICは増える世論の圧力に厳正に対応していく事となるだろう。さらに、多くのオーストラリアブローカーは、海外トレーダーを惹きつける有能な規制当局としてのASICの評判を頼りにしているので、このようなスキャンダルで評判が汚れる可能性がある。

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