ユーロボラティリティが後押し、ICAP社EBSの5月取引、前月比7%増、前年比は未だ42%下回る
【フォレックス・マグネイト日本版より配信】
ICAP社は、5月の電子ブローキング取引高を発表した。ICAP社が運営する電子ブローカリングシステムのEBSでは、取引高が前月比7%増加し735億ドルであった。
この実績は低めに見えるが、前月から回復を見せている。4月の取引高はわずか685億ドルで3月から23%減少していた。5月取引高を前年同月と比較すると、42%の大幅減少であった。
5月のユーロのボラティリティ増加は、EBSの取引高の下落トレンドを食い止め、取引高増加を後押ししたようだ。しかし、日系ブローカーには同じ事は言えず、ドル円が一定の値幅を維持していた為取引高は減少し続けている。

EBS5月取引高、前月比、前年同月比 [ソース元: ICAP]
■関連記事
- 2014/05/15 ICAP社、年間実績発表、EBSの収益11%減少
- 2014/04/07 ICAP社、3月のEBS取引高9%増加、前年比では未だ大きく下回る