注目記事:2014年Q1の米顧客利益率発表、稼働口座減るが利益率アップ

フォレックス・マグネイト日本版より配信】

 米国リテールFXブローカーは2014年第1四半期顧客利益率と稼働口座数を発表した。第1四半期は、37.6%のトレーダーが利益となり、前四半期から4.1%増加した。Interactive Brokers社を除く全てのブローカーが前四半期比で顧客利益率が向上した。

US Q1 2014 Forex Profitability and Active Account Report

2014年第1四半期 米国FXブローカーの顧客利益率と稼働口座数

 第1四半期は、取引環境の改善がわずかに顧客数拡大に繋がったが、取引を行った口座は1.8%減少し94,869口座であった。下記のグラフはこの数年における米国の稼働FX口座数の推移を示したものであるが、GFT社やアルパリ社等数多くの業者が撤退している米国で、業者に与えられた制約を考えると、この数年でアクティブなリテールFXトレーダーが減少するのは驚くべき事ではない。さらに、規制上の報告書や手数料が増加し、ブローカーのみならずIBも米国内で活発に営業する事が困難になり、新規FX顧客獲得へのマーケティングも縮小している。

Active US Forex Non-Discretionary Accounts

米国の稼働FX口座数推移

 ブローカー個別の実績を見てみると、Interactive Brokers社が再び顧客利益率でトップに君臨した。同社は稼働口座数でもトップである。しかし、同社は口座数の増加率が他社をしのいでいた前四半期とは異なり、第1四半期の口座増加率は-3.6%であった。

 Interactive Brokers社、FXCM社、OANDA社の稼働口座数の差は縮まってきており、OANDA社の稼働口座数は前四半期比95口座増加し20,341口座であった。OANDA社の顧客利益率は回復し、前四半期の32.5%から42.2%に増加した。OANDA社の2013年第4四半期はこの数年間で最低値を記録しており、これはマーケットの状況が米国顧客に不利に影響した事が起因しているものと考えられる。FXCM社の顧客利益率は、2012年中ほぼ30%を下回っていたが、2014年第1四半期で33%にまで増加した。しかし、ブローカーの大半も減少を示すように、FXCM社の米国顧客数は前四半期比2.0%減少し22,226口座となった。

 米国市場からの撤退を決めたILQ社は、稼働顧客口座を921口座で2014年第1四半期を終えた。これは前四半期比で-3.9%であった。IQL社の撤退は、第2四半期の総顧客数の減少を招く事になるだろう。

(注:CitiFXの数値は、2014年第1四半期の数値を同社が更新していないため2013年第4四半期に基づいている。)

■関連記事

フォレックス・マグネイト日本版

Advertisement