ロシア政府、FX規制案に対しさらなる修正が必要
【フォレックス・マグネイト日本版より配信】
4月23日に予定されていたロシアのFX規制案に関する第2回目投票は、政府が現在の提案内容について厳しい批判を受けていた為実現されなかった。ロシアのメディアが報じるところによると、リテールFX業界とその他のOTC市場ディーラーを規制する事を目的としたこの法的プロジェクトは、さらなる修正が必要であると戻された。
経済省は規制を目的とした内容が欠落していると批判した。財務省は現状の形式をサポートすると繰り返し述べていたが、追加修正が必要とされた。ロシア中央銀行は既存の規制フレームワークに重複した内容がありそれらに修正が必要だという議論にも参加している。
25日、ロシア中央銀行は、ロシア外務大臣Serguey Lavrov氏が、ウクライナ軍による抗議弾圧に警告をした事や、米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が、ロシアのソブリン格付けをジャンク級直前の「BBB-」に引き下げた事によるロシア通貨のさらなる下落を防ぐ目的もあり、金利を7.5%に引き上げた。
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