カナダ規制当局、取引情報報告のデッドラインを2015年に延長
【フォレックス・マグネイト日本版より配信】
欧州市場インフラ規制(EMIR)で義務付けられた取引情報の報告の今年初めに設けられていたデッドラインが過ぎ、カナダ証券管理局(CSA)は、市場参加者とクリアリング企業のOTCデリバティブ取引の報告の開始日を延長した事を発表した。
OTC取引量の多さから余儀なく延長
カナダ当局は、OTCデリバティブ取引における全てのクリアリング企業と認定ディーラーに対し2014年10月31日に施行する予定だ。さらに、OTCデリバティブに関する残り全ての市場参加者に対しては、2015年6月30日への延長となった。このイニシアチブは、OTCデリバティブの過剰な取引高等の現段階で最も多く見られる問題を効果的に抑制する。
カナダ証券管理局は、「この延長は、取引情報の報告ルールに準拠する為に必要なレポーティングインフラを構築する等の準備時間を提供します。」と述べた。