ヒロセUK社、バイナリーオプションを導入、限定的なサービス内容の反応はいかに

フォレックス・マグネイト日本版より配信】

hiroseUK 2012年に日系FXブローカーで最初にUKで規制を受け、UK市場で営業を始めているヒロセ通商のUK現地法人、Hirose Financial UKは、UKのバイナリーオプション業界に進出した。

 Hirose Financial UKは、UKの賭博規制委員会の規制を受けており、バイナリーオプションソリューションを提供するヒロセ通商独自のバイナリーオプションプラットフォーム『LIONバイナリーオプション』を使用する予定である。

 同社が提供するバイナリーオプションの取引銘柄は、EUR/USD、GBP/USD、USD/JPY、AUD/USDと他社と比較するとかなり限定的である。取引は23:25GMTから翌15:25GMT の間で提供される。

 同社の狙いは明らかに、既存顧客による取引と、ノーディーリングデスクのオペレーションを売り込むに事である。取引時間が特殊である理由として唯一考えられる事は、Hirose Financial UKがバイナリーオプション業者では極めて珍しいノーディーリングデスクでバイナリーを提供するという事である。

 LIONバイナリーオプションのオペレーション時間は、同社のプラットフォームが日本でリスク管理されている事に起因しうる。実際、ノーディーリングデスクプラットフォームに十分なリクイディティを供給する為には、同社が十分な注文量を集める必要がある。同サービスは、UKでのみでローンチされる為、ヒロセ社は欧州でのオペレーションから新規顧客獲得し飽和市場を勝ち取る事は難しい。

lion_bonary_options 既存のバイナリーオプショントレーダーは高ペイアウト(最大90%)を重視している為、この短い取引時間と取引銘柄の少なさに期待外れと思ってしまうかもしれない。従って、このバイナリーオプションサービスがどのような顧客をターゲットとしているのか不明確である。

 同社見込顧客に朗報がもう一つある。透明性のある取引ソリューションを適用しており、トレーダーはポジションをいつでもクローズできる事である。これは日本での厳格な規制要件からの恩恵である。

 大半の規制を受けていない業者とは異なり、Hirose Financial UKは、UKの賭博規制委員会の監視下に置かれる事となり、警告対象となるバイナリーオプションブローカーのリストに挙がらずに済む。

 この限定された取引時間に満足する顧客が多くいたら、同社のUK子会社は成果を挙げるだろう。最大の課題は、このバイナリーオプション商品のマーケティングである。ヒロセ通商が月間平均1,000億ドルの取引を誇る日本の大手、つまり世界から見ても大手FXブローカーである事を認知しているバイナリーオプショントレーダーはそれほど多くない。一方、彼らの多くはわずか4通貨ペアの取引と一風変わった取引時間が魅力的ではないと思ってしまうかもしれない。Hirose Financial UKはこれが有利に働くようにどのように取り組むのか注目したい。

■関連記事

フォレックス・マグネイト日本版

Advertisement