動画の効果

【オリジナル配信】

金融業界の中でも特にFX業者の広告は各媒体で審査が厳しい。
特にテレビCMともなると、数十秒という短かい間にリスク表記や登録番号等を表示しなければならなかったり、CMで流せる内容にも制限がある。
従って具体的なサービス内容をほとんど流せない為、有名タレントの起用や、印象的なキャッチフレーズやストーリー展開等各社で様々な工夫がされ、ここ数年で日本のFX業者のテレビCMは増加している。

テレビCMからの明確なコンバージョン率を図る事は困難であるが、知名度アップや話題作りには、バナーや紙媒体等の静的な広告よりも動的な広告が効果的な場合もある。

YouTubeの活用もその一種である。
海外では、無料動画サイトに投稿する動画制作に多額のコストを費やす企業も少なくない。295

スペインに本店を構える銀行「Banco Sabadell」は、創業130周年を記念して壮大な動画を作成した。
5月末にYouTubeにアップされたこの動画は瞬く間に世界中に広まり、多くの人の心に感動を与えた。
私もその一人である。

同行が日頃の感謝を込めて作成したというこの6分弱の動画の中に、キャッチフレーズや宣伝文句は一切ない。
しかし、2回目に動画を見た時に唯一の宣伝要素にようやく気づいた。
それは、この動画の背景に写っている建物は同行であり、ちらっと『Banco de Sabadell』という文字が見えるように撮影されたアングルは非常にさりげなく、「余裕さ」さえ感じる。

サプライズで撮影されたこの動画には、人々の「生」の表情や感情が映し出され、それだけでも心を打たれる。

是非、全画面表示で最後の大フィナーレまで見て欲しい。

動画やコマーシャルのストーリーやセンスは、企業に対するイメージや信頼性に直結しやすいと改めて実感した。

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