メタクオーツ社、互換性を約束していたビルド600にアップデート障害発生

フォレックス・マグネイト日本版より配信】

Metaquotes 先週、待望のメタトレーダー4のビルド600がリリースされた事を報じた。今回のアップグレードには、ユーザーがEAとカスタムインディケーターをプラットフォームから直接を購入できるマーケットプレイスのタブ追加と、メタトレーダー5で使用されるMQL5に適応したMQL4言語のアップデートがメインとなる。メタクオーツ社にとってこの2つの重要なアップデート項目は、MT4サードパーティー製品の収益の獲得とMT5により互換性のあるプログラミング言語構築が狙いである。

 この2年で、メタクオーツ社は、トレーディング・シグナルモバイルアプリワンクリックトレーディングをローンチし、同時にMT4ネットワークプロトコルを侵害するとされる商品を使用するブローカーを規制してきた。これはメタクオーツ社が、MT4関連のサードパーティー商品を配布する一流企業をより一層目指している事を物語っている。

 顧客にとってビルド600に関する最大の変更点は、MQL4コードのアップデートであった。メタクオーツ社は、事前に、ユーザーフォーラムでこのアップデートの説明と新しい環境でのベータテストプログラム用ソリューションを提供した。また、ごく一部のケースの除き、これまでの全てのEAとインディケーターは、アップデート後も正常に稼働し続ける事を発表した。

アップデート障害

 多くのソフトウェアアップデートでもあるように、MT4ユーザーの最初の反応は、現実と期待のギャップであった。今回のアップデート後、たちまちリテールトレーダーから多くの不満があがったのだ。メタクオーツ社から保証があったにも関わらず、旧EAが正常に稼働しなかったのである。これには2つの問題があり、旧EX4ファイルがアップデート後に正しいフォルダに格納されなかったのと、コードエラーが発生した事である。これによりビルド600のユーザーは古いEAとインディケーターファイルを稼働させる為に別のフォルダへ移動させなければならず、新言語でコードを再コンパイルする必要もあった。ブローカーやEAプロバイダーは、急遽この問題解決の為に顧客への解決方法の説明を余儀なくされた。多くのブローカーは顧客にメールで説明をしたが、FXCM社の場合は、同社が運営するサイトDaily FXで、この問題専用のスレッドを立ち上げた。

 この問題を受け、メタクオーツ社は、新たに2つのアップデート、ビルド603と604をリリースした。メタクオーツのフォーラムでのプログラマー達のフィードバックによると、一部の互換性の問題は修正されたが、その他はまだである。

 今回の問題について、フォレックス・マグネイトはメタクオーツ社の何人かの関係者に、今回の非互換性問題の原因について説明と残りの問題解決の目途について尋ねたが、本記事執筆時点では我々の質問に対する回答はまだない。

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