ゴールドマンサックスグループとLloyds Bankingグループ、FX市場操作調査に協力

フォレックス・マグネイト日本版より配信】

 11月6日、米国最大の投資銀行ゴールドマンサックスグループと、英国有数のリテールバンクLloyds Bankingグループが、主要金融機関として国際的なFXレートの操作に関する相次ぐ調査に協力する最新のケースとなることが、スイス連邦金融市場監督機構(FINMA)が外国為替市場操作の調査を発表したことで明らかとなった。

 調査では、ディーラーがブルームバーグ端末を通じてインスタントメッセージを送り合っていたチャットグループが焦点になると見られる。3年間にわたり「The Cartel」「The Bandits’ Club」などと名付けられたチャットグループにおいて、銀行のトレーダーたちは競合業者と情報を共有し、顧客の注文に応じる前に、自分たち自身の取引を執行し、薬物使用や基準為替レート操作の手腕について冗談を言い合っていたという。

 11月6日にSEC(米証券取引委員会)へ提出された四半期報告書において、米国の強力な投資銀行ゴールドマンサックスグループは、当局による調査・報告の対象となるリストに通貨と商品を追加している。

 このリストには、空売り、アルゴリズム取引、取引報告、「基準レート設定に関する情報伝達」、およびインサイダー取引を対象としたSECの規制を遵守しているか、なども含まれている。ゴールドマンサックスグループは、すべての調査・報告に協力するとしている。

 英国最大規模の銀行の一つ、Lloyds Bankingグループも同じく11月6日に、多数の規制執行当局が外国為替取引の調査を行っていることを承知していると発表した。このような調査を受け、同銀行の経営陣は声明で以下のように述べている。「当行がここ数年に執り行った外国為替取引に関しての報告を行うことが賢明であると確信し、報告を開始しました。」

 国際的な規制当局は、米ドル建て、円建て、および英ポンド建てのLIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の不正操作未遂、およびEuribor(欧州銀行間取引金利)の不正操作未遂に対する調査の結果、主要な金融機関に対して、すでに35億ドルを超す罰金の支払いを命じている。

 LIBORおよびEuriborの調査による最終的な影響は、問題が拡大を続ける現時点では、まだ明らかになっていない。11月8日には、英国の重大不正捜査局が、米国ですでに起訴されているICAP社の元ブローカー3名に対する尋問を望んでいると発表している。

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