ロシアFX業界ラウンドテーブル

フォレックス・マグネイト日本版より配信】

 世界で人口の多い国々のなかで、ロシアは最大のリテールFX市場の1つに数えられる。また同国は、リテール市場に関する多くのテクノロジーの源となっており、その筆頭が代表的なプラットフォームのプロバイダーであるメタクオーツ社である。ロシアの市場は終了したばかりの第3四半期において特に重要である。ロシア市場はこの四半期に拡大が報じられているが、その拡大がなければこの期間の世界のFX取引は低調なものとなっていたからだ。しかし、こうした明るい見通しにもかかわらず、ロシアは海外勢の進出が難しい市場でもある。海外ブローカーが支店を開設しても、現地の提携先に騙されたり、費用を過小に見積もったりしたために閉鎖となるだけで終わるという話は数多く聞かれる。

 フォレックス・マグネイトが2013年第3四半期FX市場調査報告書の特集で取り上げたロシアのFX業界に関するラウンドテーブルで出された主なポイントは次のとおり。

規制:

 まさに開始されようとしている。最も重要なのは、それが2014年のどの時点から施行されるかという点である。海外ブローカーに関して言えば、規制によってロシア国内で営業を行うための統一的な金融構造が提供されることとなるため、市場への参入が容易になると期待されている。

テクノロジー:

 概ね2000年頃にリテールFX市場の初期段階が実際に始まって以来、ロシアはFX業界におけるテクノロジーを駆使した商品の創出について主導的な立場にあった。有名なメタトレーダー・プラットフォームに加えて、ロシアは業界のソフトウェア技術開発のアウトソーシングについて中心地ともなっている。しかし、同国で生み出された商品のサポートや品質には疑問符が付くことも多かった。1つの解決策は、プロバイダーと契約する前に同社が求める商品をどのように作り出す計画であるのかを尋ね、その後シンプルに過去の成果を点検してみることである。

 FXと他の資産の比較:規制が行われていないにもかかわらず、FXについて市場でネガティブに見られているということはない。確かに、顧客に詐欺をはたらいた企業があったが、一般的に通貨の取引は公に受け入れられている資産クラスとして理解されている。業界にとってこれは長期的な価値を生み出している。トレーダーはこの資産から離れない可能性が高いと見られるためである。

自動取引:

 アルパリ社およびPAMM口座の開設のおかげで、自動取引はロシアで注目を集める商品となっている。その理由の1つは、ミューチュアルファンドとは異なり、トレーダーは資金配分を管理することができ、どのマネージャーともいつでも接続または分断ができるため、PAMM口座の方がよりコントロールが効くと感じていることである。この点に関して、ソーシャルトレーディングは相互作用と個人の結びつきの要素を加えるものであり、ロシアでは成功を収めると予想される。具体的には、ソーシャルトレーディングは自動取引によりワン・トウ・ワンのアプローチを求める投資家を引き付ける手段となる。

フォレックス・マグネイト日本版

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