日本のバイナリーオプション12月の顧客取引統計:新規制による大きな影響なはい
【フォレックス・マグネイト日本版より配信】
今週発表されたIGグループの半期中間決算の中で規制面の情報がアップデートされた。日本について、IGグループは、「バイナリーオプションの新規制が12月に施行されました。これによる明確な影響を現時点で分析する事は早すぎるかもしれませんが、表面上では日本のバイナリーオプション業界全体に潜在的なマイナス影響が表れています。しかし、IGにとってはプラスに働いています。」と述べた。マイナスの影響については、バイナリーオプションをこれから取引しようとする新規顧客への商品知識のアセスメント導入を言及した。また、同社は、これが新規顧客獲得を間違いなくさらに困難なものとするが、規制変更がもたらす透明性は、同社に恩恵与えを受け続けるものと考える。
新規制は新規顧客にとってさらに敷居の高い環境を構築している可能性があるが、日本のバイナリーオプション取引実績にはさほど影響は与えていない。
12月の日本のバイナリーオプションの顧客取引統計は以下の通りである。
- IGの「取引口座数に対する損失発生口座の割合」は前月比4.7%増加、「総取引金額に対する総支払金額の割合」の平均は、前月の99.1%から94.5%に減少し大きな変化を見せる。
- サイバーエージェントFXは、「総取引金額に対する総支払金額の割合」は上昇し、「取引口座数に対する損失発生口座の割合」は67.53%にとどまった。
- GMOクリック証券の数値はレンジオプションとラダーオプションの平均値**で、「総取引金額に対する総支払金額の割合」は99.47%と最も高い。さらにラダーオプション単独だと100%を僅かに超えた結果となった。
12月の月次取引実績 | 総取引金額に対する、 総支払金額の割合 |
取引口座に対する、 損失発生口座の割合 |
---|---|---|
IG証券 | 94.50% | 70.80% |
GMOクリック証券** | 99.47% | 68.10% |
ヒロセ通商 | 91.30% | 75.60% |
サイバーエージェントFX | 97.22% | 67.53% |
FXトレード・フィナンシャル | 91.40% | 81.60% |
トレイダーズ証券 | 92.72% | 80.94% |
*加重平均 | 94.44% | 71.94% |
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